「シロタ家の20世紀」監督 藤原智子
2009年3月21日(土)と28日(土)に、パリ日本文化会館で「シロタ家の20世紀」(フランス語版)の上映会がありました。21日にはベアテさんも娘さん御一家とニューヨークから駆けつけてこられ、またイギリス・ベルギーなどからヨーロッパ在住の御親戚もおいでになりました。当日、会場からは観客が溢れ、その人達にはロビーのモニターでDVDを見てもらうよう対応しなければならないほどの盛況でした。パリ在住は勿論、ロンドンやジュネーヴ或いは日本からの日本人もおられましたが、8割位が日本人以外の観客でした。私たちは、この映画がフランス人をはじめ、諸外国の人々にどのように受けとめられるか少し心配でしたが、信じられないほど敏感な反応があり、終わると会場は大きな拍手に包まれました。
上映後、フランス語でベアテさんのお話がありました。質疑の時間が足りなくなり、パーティ会場に席を移し、ベアテさんを囲んで歓談の一時を持つことができました。私は、反応の大きさと、非核宣言都市テルデの市長サンチャゴさんの「日本国憲法9条は世界の希望でもあります」というメッセージを、多くの外国の方たちに伝えられたことが嬉しく、今その喜びを噛みしめているところです。
帰国後、28日の上映の日にはフランス人の姿が多かったようだ、という報告がパリからありました。8月にはドイツ語版ができる予定です。国内はもとより更に世界に向かってこの映画の志を広げていきたいと思っています。 当日の熱気の一端を写真で御想像ください。
写真提供:渡部忠男氏
ニューヨーク Japan Society(2011年11月17日)
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